実行委員自己紹介:qu(くう)


●名前:qu(副実行委員長)
●年齢:30歳
セクシュアリティ:ゲイ
●居住地:香川県三豊市
●仕事:機械オペレータ
●趣味:絵を描くこと、DJ、雑貨屋&骨董屋&カフェ巡り
セクシュアリティをテーマにした映画で好きなもの:「ハッシュ!」「get real」「ジャレッドの旅立ち」
●その他の映画で好きなもの:「アメリ」「青いパパイヤの香り」「かもめ食堂「めがね」
●最近見て感動した映画:「崖の上のポニョ
●好きな映画監督:フェリーニゴダール小津安二郎宮崎駿、トラン・アン・ユン、手塚眞
●好きな漫画家:冬野さほ松本大洋オノ・ナツメ岩岡ヒサエ高野文子
●好きなBL漫画家:basso、草間さかえよしながふみ中村春菊純情ロマンチカ
●好きな休日の過ごし方:ベッドでごろごろ
●映画祭に期待すること:人と人の縁をゆるやかにつなげていけるような、そんな映画祭であってほしい。
●お客さんに対するメッセージ:
 人を愛するということは、それが双方向に作用する感情である限り、とても素晴らしいものです。そもそも愛情というのは、人間同士のどんな関係性にも当てはまる感情だったはずです。それがいつのまにか、狭義の恋愛のみを指すようになっていました。それほどまでに、人生の伴侶を求めるという行為は、人間が生きていくうえでも重要なことなのでしょう。
 21世紀の豊かな時代、人は何でも自分の手に入ると思い込んでいます。しかし、本物の愛情を手にするのは、そう容易いことではありません。
 何よりも、他者を受け入れるということはまず、自分自身の殻を破るということです。ひとりで築き上げたひとりよがりのものさしを書き変えて、特定の他者との間で、新しいものさしを作り直すという作業です。それをすることでもちろん、生活自体も変化せざるを得ません。ひとりの時には考えなくて良かったことでも、ふたりになった時には色々と考えなくちゃならない。そして、その変化はまた、自分を取り巻く環境にまで左右することです。
 それはでも、よくよく考えてみれば、異性愛でも同性愛でも、大して変わらないことのように思えます。ただ、異性愛とは違う部分までちゃんと受け入れてもらえるかどうかで、話はだいぶ違ってきます。セクシュアルマイノリティにおいて、カムアウトという要因がこれほど大きいのは、その変化を自ら促す必要があるからなのでしょう。生半可な気持ちでできることではありません。
 「香川レインボー映画祭」は、一般の人にも広く開かれた映画祭です。そこには、映画という媒体を通してセクシュアルマイノリティの抱える問題をひとりでも多くの人に知ってほしいという、真摯な気持ちがあるからです。それは、映画の選定そのものに表れていると思います。
 そして、セクシュアルマイノリティの仲間たちには、「あなたひとりじゃない」と声を大にして云いたい。ここに来れば、たくさんの仲間たちと出会えます。十人十色の彼らはきっと、あなたの優しい友達になってくれるはずです。