「ハーヴェイ・ミルク」上映会、無事終了。

昨日は「ハーヴェイ・ミルク」上映会でした。
今回は、いつも映画祭で上映スタッフをしているメンバーが仕事で欠席で、初めてその持ち場につくスタッフばかりだったのと、全体的にスタッフが少なかったのでちょっと心配でした。
朝、リハーサルをしてみると、タイムテーブルやスタッフ配置はあらかじめ考えて用意していたけども、現場で実際やってみると足りないところが多々ありました。やっぱ経験してみないとわからないもんですね。
で、リハーサルを3回やって、皆ばっちり覚えてくれて、本番はつつがなく出来たのでした。いやぁ、よかった。スタッフのみんな、お疲れ様でした!
開始時間の頃になると、雨が結構降ってきて、サンポートには人があまりいないようです。三連休で、ETC効果もあり、遠くへ出かけた人も多いのかも・・・。いやいや、やっぱり私たちの宣伝が足りていなかったのでしょうね。反省・・・。結果、入場者は40人程度でした。LGBTと一般が半々くらいの割合でした。
ドキュメンタリー映画ハーヴェイ・ミルク」の後、劇映画「ミルク」予告編を上映しました。配給はそれぞれパンドラとピックスで、別のところなのですが、快く貸してくださってありがたかったです。
(今日のNHKハートをつなごう」でも「ミルク」のことが取り上げられていて、私も早く見たいなと思いました。)

予告編の後は、ANNRIさんと大山治彦さんのトークセッションでした。
ANNRIさんは、トランスジェンダーであることをカミングアウトして今の職業に就いた経験をお話ししてくださいました。
大山さんは、学生時代に「ハーヴェイ・ミルク」を見て感動された話、ジェンダー学/男性学に取り組むようになったお話、スウェーデンをはじめとする海外LGBT事情などをお話ししてくださいました。
トークの中での「誰の心にもダン・ホワイトは存在する」「誰もが何らかのマイノリティである」というメッセージがとても強烈に心に残りました。差別は良くないと分かっていても、どこかで偏見を持っていたり抑圧したりするし、また逆に抑圧されていたりするのです。自分や他人のそこを受け入れてこそ、多様性を受け入れる社会というができるのではないでしょうか。
アンケートにも、考えるきっかけになって良かったという意見がたくさんありました。これから入力してまとめたら、また映画祭スタッフ日記にUPします。参加者は少なかったのですが、来て下さった方々の感想を伺うと私たちの企画意図は十分果たせたと思います。いい上映会ができて良かったと思います。
開催のチャンスをくださったe−とぴあ・かがわさん、トークに出演してくださった大山さんとANNRIさん、スタッフのみなさん、そして見に来て下さったお客様、どうもありがとうございました!
10月11日の第5回香川レインボー映画祭も宜しくお願い致します。
(実行委員長:藤田博美)